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ファン制作ムービー「ミッシング・アウト」 [2次創作]


プロのアニメーターのミンティ・ルートさんが個人制作したMLPのファンムービー、「ミッシング・アウト」です。
使用動画ソフトは「マイリトルポニー・ザ・ムービー」と同じ「Toonboom Harmony」。
この方の作風として、ストーリーの主役はきらびやかな光と美しい影に彩られた夢のように美しい世界そのもので、ポニーのキャラクター達も風景の一部として捉えられているような表現が特徴です。
美しい音楽に乗せて輝く世界で再演される初期のエピソードの名シーンの数々を見てノスタルジーに包まれて下さい。

この作品は拙作の日本語字幕付きで観る事が出来ます。コントロールの⚙マークをクリックして日本語字幕を選んで下さい。
YT-Subtitles-choose.png


次に字幕アイコンをクリックして字幕を有効にします。
YT-Subtitles-activate.png

MissingOut_cap.jpg


G4MLPが完結してから二年半、いまだにこのような全力のファンコンテンツが出てくるMLP界の底力を改めて見せつけられた気がします。
時代設定はシーズン7以降(スターライト・グリマーが『味方ヘアスタイル』)で、シーズン8以前(友情の学校がまだない)のどこかの時点と思われます。

あらすじ
夜な夜なゴールデンオーク・ライブラリー(トワイライトがシーズン1~4で住んでいた木の図書館)の跡地に赴くスターライト。
彼女は魔法を使い何枚もの写真を投影して在りし日の図書館の姿を蘇らせようというのです。しかしそれには足らないものがありました。そう、シーズン5から登場したスターライトは実際に図書館を訪れた経験がないのです。
そしてトワイライトの指摘で気づくスターライト。彼女が欲しかったのは図書館の姿だけではなく、シリーズ初期の物語や出来事のリアルタイムの体験だったのです。
こっそりキャンテロットの図書館に行き、時間操作の呪文を持ち出すスターライト。彼女が行った先は、トワイライトがポニービルに引っ越して来た夜のパーティー会場の図書館でした…

本編でもS5E25-26で時間軸を操作して過去を改変した事があるスターライトですが、その時に使った呪文は「一度過去に戻るたびに新しい世界線が生成される」というものでした。
今作で使っている呪文はそれとは違い、過去に戻って生活したり他のキャラクターに干渉しても実際の世界線から逸脱しないもののようです。わざわざキャンテロットの図書館から持って来る演出から考えて、これは本編S2E20「It's About Time」で未来のトワイライトが「来週の火曜日」から現在にやってきた呪文を使ったと思われます。
Missing_Out_the_scroll.png

S2E20_Time_travel_spell.png


(S5で使った呪文の紙は破れかけているはず。)

S5E26_Magic Scroll.png


S2E20の呪文は数十秒しか過去に留まる事が出来ない時間制限付きでしたが、魔法に精通しているスターライトなら延長など造作もないでしょう。

このストーリーのスターライトは途中から、またはシリーズが終了してからG4MLPを視聴したファンが「シリーズ初期の盛り上がりをリアルタイムで体験したかった…」と思う気持ちを代弁しているわけですが、それと同時に古参・新参に関係なくファンなら誰でも考える「ポニーになってMLP世界に参加出来たらどんなに楽しいだろう…」という思いを実現して見せてくれる、ファンに向けた愛に満ちた作品と言えます。
なお、スターライトが干渉した世界線ではシーズン1からルナがセレスティアの傍に居るなど、本編とは少し違っています。何回か見て違いを探して見るのも楽しいでしょう。

素晴らしい作品を制作してくれたMinty Rootさんに心から感謝いたします。

同じ作者による前作「ザ・フォール・オブ・サンセット・シマー」も合わせて御覧下さい。





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