「エクエストリア・ガールズ」ブルーレイディスクレビュー2 [関連商品]
「エクエストリア・ガールズ」(以下EqG)の魅力に、濃いファンを思わずニヤリとさせるMLPシリーズ本編から引っぱってきたネタや、映画・TVのパロディーが満載な点が挙げられます。
今回は未見の方のためにストーリーの核心には触れずに、ちょっとネタ解説をしてみたいと思います。
Mane6が人間になる、という点だけがクローズアップされて話題になった感のあるこの作品ですが、お話の最初と最後にポニー世界のパートがありますので、計10分ほどは新作ポニーのアニメーションが楽しめる…と思えば「ポニー以外は認めん!」というあなたも興味が出てくる…かも?
また、この作品はTVとは独立したストーリーではありますが、この作品の中での出来事がプリンセスになる心の準備がまだできていないトワイライトに自信を与える、というシーズン4への橋渡し的な役割もあるので、大きな流れの中の一つのエピソードとして機能しています。
なお、劇中EqG世界のパートでも一瞬ポニーのトワイライトが出てきます。どこかは見てのお楽しみ。
ボールのように丸まった後で、ギガゴゴという「トランスフォーマー」の変形音とともに元に戻るピンキーパイ。
ロボットから球形の惑星にトランスフォームするトランスフォーマーと言えば、究極の悪役「ユニクロン」を思い出しますが、確かユニクロンの設定によりますと、ユニクロンは数あるパラレルなTF世界のすべてに同時に存在する単一の存在であるというのがありました。
この作品の中でポニーのピンキーがEqGピンキーと意識がシンクロしているような描写がありますが、これはひょっとしてその前フリ?考えすぎでしょうかね。
オープニングテーマは本編のを元にエレクトリック・ミュージック風にリミックスされています。これは作曲者ダニエル・イングラムさん自らの手によるもの。
ファンによるMLP音楽のリミックスに理解を示して、Twitterなどで好意的なレスをしている彼自身の手によるリミックスのお手並み拝見というわけです。
オープニングの最後でポニーのMane6が引き伸ばされてEqGのMane6になります。
Eqg世界の学校で耳に手を当ててよく聞こうとするトワイライト。でも耳はそこにはありません。
人間になったばかりのトワイライトが新しい体に戸惑う描写はとてもよく出来ています。
トワイライトがEqGフラタシャイと出会う場面は、S1E01での出会いのシーンをそのまま再現しています。
シャイで自分の名前を大きな声で言えないフラタシャイの心を開くのはやはりスパイク。
EqGでは犬になってしまったスパイクですが、本編では「使える子」の時(例えばS2E03 「Lesson Zero」)と「使えない子」)の時(例えばS3の「Spike at Your Service」)の落差が激しいですね。でも、本作では文句なく最高に役に立っています。もしスパイクがいなくてトワイライト単身で行っていたとしたら、完全に詰んでいたところでしょう。
アップルジャックが風船にマーカーで描いた絵。なかなかの腕前です。アップルジャックはS3「Spike At Your Service」の中で、地面に絵を描いて作戦を説明していましたね。
さて本作品の悪役でセレスティアの造反した元生徒、トワイライトの先輩にあたるサンセット・シマーですが、なんとなく性格が偉大でパワフルなトリクシーとかぶっていますね。自慢屋で高慢、その割にあおりに耐性がない所とか。
さらに家来がスニップスとスネイルズなので、ますます類似点が増えます。声を担当しているのはレベッカ・ショイシェさん。MLP本編で、シーズン1からずっとトワイライト・スパークルの歌のパートを担当していましたが、今回初めて独自のキャラの声を担当することになります。
彼女は過去に大崎 ナナ役(NANA)、マユラ・ラバッツ役(機動戦士ガンダムSEED)などの英語版アニメ吹替えのキャリアーがあるそうです。今回のメイン悪役と言う大きな役も安定して演じています。
劇中、本気でトワイライトを殺そうとしたり、かなりエグいところを見せてくれます。勝ち誇った笑い声は聴き所でしょう。
そのトリクシー、ファンサービス?のために脈絡もなく出てきて決めゼリフを言ってくれます。ピーナッツバタークラッカーがお好きなようです。なんだか地味な服ですが、最後のダンスシーンではちゃんと魔法使いのコスになってくれます。本作では特に悪事を企んだり、トワイライトと絡んだりしないのが残念と言えば残念。
この世界にはキューティーマークのかわりに各自の才能を現すマークを服のどこかにつけるみたいですが、キューティマーク・クルセイダーズはちゃんと存在します。この学校が中・高一貫制だとしたら、中学1~2年生ぐらいでしょうかね?やってる事もだいたい同じで、この世界のYoutubeに自分達で作ったミュージックビデオを投稿したりしています。
なお、スクータルーは劇中一回もしゃべりませんので、声のマディー・ピータースさんの出演はこの歌だけということになります。
ピンキーがTV版でよくやる「第四の壁破り」(カメラ目線や画面の見切りフレームをさわるなどのメタな発言・行動をすること)はもちろんEqGでも健在です。
レインボーダッシュは映画が半分進行するまで出てきませんが、ネタはしっかり押さえてくれています。
核心ネタバレはしないという事で、クライマックスは飛ばしてエンドクレジットへ。
(トワイライトのあのデタラメなダンシングはEqGになっても健在、とだけ言っておきましょう)
エンドクレジットの歌「A Friend for Life」、個人的にはこの映画に使われている歌のうちで一番のお気に入りです。サンセット・シマーは本当にEqGのMane5の親友になれるのでしょうか。
「エクエストリア・ガールズ」というフレーズが最初に使われたのは2011年5月にHUBの番組宣伝で使われたケイティ・ペリーの「カリフォルニア・ガールズ」の替え歌のタイトルですが、欲を言うとこの「歴史的」な曲もエンドクレジットで聴きたかったかな、という気もします。
日本Amazonの商品ページはこちら。
http://www.amazon.co.jp/My-Little-Pony-Equestria-Blu-ray/dp/B00CPTUNBK/
こういうの
今回は未見の方のためにストーリーの核心には触れずに、ちょっとネタ解説をしてみたいと思います。
Mane6が人間になる、という点だけがクローズアップされて話題になった感のあるこの作品ですが、お話の最初と最後にポニー世界のパートがありますので、計10分ほどは新作ポニーのアニメーションが楽しめる…と思えば「ポニー以外は認めん!」というあなたも興味が出てくる…かも?
また、この作品はTVとは独立したストーリーではありますが、この作品の中での出来事がプリンセスになる心の準備がまだできていないトワイライトに自信を与える、というシーズン4への橋渡し的な役割もあるので、大きな流れの中の一つのエピソードとして機能しています。
なお、劇中EqG世界のパートでも一瞬ポニーのトワイライトが出てきます。どこかは見てのお楽しみ。
ボールのように丸まった後で、ギガゴゴという「トランスフォーマー」の変形音とともに元に戻るピンキーパイ。
ロボットから球形の惑星にトランスフォームするトランスフォーマーと言えば、究極の悪役「ユニクロン」を思い出しますが、確かユニクロンの設定によりますと、ユニクロンは数あるパラレルなTF世界のすべてに同時に存在する単一の存在であるというのがありました。
この作品の中でポニーのピンキーがEqGピンキーと意識がシンクロしているような描写がありますが、これはひょっとしてその前フリ?考えすぎでしょうかね。
オープニングテーマは本編のを元にエレクトリック・ミュージック風にリミックスされています。これは作曲者ダニエル・イングラムさん自らの手によるもの。
ファンによるMLP音楽のリミックスに理解を示して、Twitterなどで好意的なレスをしている彼自身の手によるリミックスのお手並み拝見というわけです。
オープニングの最後でポニーのMane6が引き伸ばされてEqGのMane6になります。
Eqg世界の学校で耳に手を当ててよく聞こうとするトワイライト。でも耳はそこにはありません。
人間になったばかりのトワイライトが新しい体に戸惑う描写はとてもよく出来ています。
トワイライトがEqGフラタシャイと出会う場面は、S1E01での出会いのシーンをそのまま再現しています。
シャイで自分の名前を大きな声で言えないフラタシャイの心を開くのはやはりスパイク。
ポニーのしぐさで挨拶するトワイライト
EqGでは犬になってしまったスパイクですが、本編では「使える子」の時(例えばS2E03 「Lesson Zero」)と「使えない子」)の時(例えばS3の「Spike at Your Service」)の落差が激しいですね。でも、本作では文句なく最高に役に立っています。もしスパイクがいなくてトワイライト単身で行っていたとしたら、完全に詰んでいたところでしょう。
アップルジャックが風船にマーカーで描いた絵。なかなかの腕前です。アップルジャックはS3「Spike At Your Service」の中で、地面に絵を描いて作戦を説明していましたね。
さて本作品の悪役でセレスティアの造反した元生徒、トワイライトの先輩にあたるサンセット・シマーですが、なんとなく性格が偉大でパワフルなトリクシーとかぶっていますね。自慢屋で高慢、その割にあおりに耐性がない所とか。
さらに家来がスニップスとスネイルズなので、ますます類似点が増えます。声を担当しているのはレベッカ・ショイシェさん。MLP本編で、シーズン1からずっとトワイライト・スパークルの歌のパートを担当していましたが、今回初めて独自のキャラの声を担当することになります。
彼女は過去に大崎 ナナ役(NANA)、マユラ・ラバッツ役(機動戦士ガンダムSEED)などの英語版アニメ吹替えのキャリアーがあるそうです。今回のメイン悪役と言う大きな役も安定して演じています。
劇中、本気でトワイライトを殺そうとしたり、かなりエグいところを見せてくれます。勝ち誇った笑い声は聴き所でしょう。
そのトリクシー、ファンサービス?のために脈絡もなく出てきて決めゼリフを言ってくれます。ピーナッツバタークラッカーがお好きなようです。なんだか地味な服ですが、最後のダンスシーンではちゃんと魔法使いのコスになってくれます。本作では特に悪事を企んだり、トワイライトと絡んだりしないのが残念と言えば残念。
この世界にはキューティーマークのかわりに各自の才能を現すマークを服のどこかにつけるみたいですが、キューティマーク・クルセイダーズはちゃんと存在します。この学校が中・高一貫制だとしたら、中学1~2年生ぐらいでしょうかね?やってる事もだいたい同じで、この世界のYoutubeに自分達で作ったミュージックビデオを投稿したりしています。
チアリー先生はお腹立ち
曲はS1E18の劇中歌、学芸会で歌ったCMCのテーマソングがそのまま再使用されています。歌詞が「…ポニー」となる直前にボリュームが絞られると言う演出。なお、スクータルーは劇中一回もしゃべりませんので、声のマディー・ピータースさんの出演はこの歌だけということになります。
ピンキーがTV版でよくやる「第四の壁破り」(カメラ目線や画面の見切りフレームをさわるなどのメタな発言・行動をすること)はもちろんEqGでも健在です。
「パーティー・キャノンがあったらいいのになあ」
レインボーダッシュは映画が半分進行するまで出てきませんが、ネタはしっかり押さえてくれています。
S1E04でやったこの顔を…
EqGでも再現。
核心ネタバレはしないという事で、クライマックスは飛ばしてエンドクレジットへ。
(トワイライトのあのデタラメなダンシングはEqGになっても健在、とだけ言っておきましょう)
エンドクレジットの歌「A Friend for Life」、個人的にはこの映画に使われている歌のうちで一番のお気に入りです。サンセット・シマーは本当にEqGのMane5の親友になれるのでしょうか。
「エクエストリア・ガールズ」というフレーズが最初に使われたのは2011年5月にHUBの番組宣伝で使われたケイティ・ペリーの「カリフォルニア・ガールズ」の替え歌のタイトルですが、欲を言うとこの「歴史的」な曲もエンドクレジットで聴きたかったかな、という気もします。
最後もダーピーでシメ。
日本Amazonの商品ページはこちら。
http://www.amazon.co.jp/My-Little-Pony-Equestria-Blu-ray/dp/B00CPTUNBK/
2013-08-08 21:38
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なかなか面白いです!
by マイキー (2014-03-26 14:59)